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結石のあと [病気]

いわゆる緊急入院になったけども結石もいなくなったので「さて退院だ」と思っていたら、ドクターが「折角なので血清治療をしよう」という外来受診中とは方向転換の話になりました。
え???全くもって折角じゃあないんですが・・・・取り敢えず一旦退院してからにしようよ~このままはやだ~、などとぼやく私の反論は聞き届けられず予定外に治療をすることになってしまいました。
(私が知らされてない治療は常に確認をしているのもあり)インフォームド・コンセントはきっちりあったが、未成年だったので同意書は親が書いたと思われます。
治療前の外泊はどうにかこうにか勝ち取り、外泊明けて月曜から5日間24時間心電図必須の点滴治療開始。
本剤での治癒率は確か20%位と低く、またアナフィラキシーショックが起きるので一度きりの治療です。
この血清を使用する病名は限定される為、チームの先生方の計らいにより学会での研究に提出する条件で実費負担の必要がない様にしてくださいました。保険適用外の1本26万の薬剤、5日で130万!
異常があればすぐナースコールで呼ぶ様に強く言われ、午前中の数時間をかけゆっくりと落とす点滴とナースステーションで心電図を見張られており、心不全とかまぁいろんな副作用が出る可能性があるのでトイレ以外はベッドから降りるな!寝てろ!の絶対安静指示でした。
幸いなことに薬剤を入れている間に副作用はなかったのだが何日目かの昼頃に、「ジョルちゃん大丈夫?!」と看護師が飛んで来たことがあって。
ジ「え?何が?」
NS「今何してた?」
ジ「本読んでた」
NS「ほんとに??心電図がおかしかったよ!」
ジ「えー、ほんとに何もしてないよ~。(同病室の)みんなに訊いて、ほんとにトイレの時しかベッドから降りてないってば」
6人部屋の患者さんたちの証言を得て私が大人しくしている証明はなされましたが(放浪癖故に信用ないのがデフォ)、あんなに慌てる程おかしい心電図の動きとは一体どんなものだったのだろうとは今も思います。心電図だってただの機械だしたまには異常なこともあるんじゃないのー?と口にしてましたが、医療機器においてそれはまぁ絶対”あってはならない”ことですからねぇ。

点滴・投薬&心電図装着の5日間を無事に終え、そこからは暫し副作用と採血結果等々経過観察となりました。
幸いなことにこの期間は別階にて仲良しの友人が骨髄移植に入っており、毎日会いに行き電話でも話して私はいつもいつも励まされてばかりでした。
1ヶ月間副作用の欠片も出ていなかったのに、さあ退院だというところになって、息苦しさと胃痛の違和感から翌日に膝下の出血斑・頭痛に関節痛に発熱・・・・強制安静でなくともベッドから動けず。
「退院する前に副作用が出て良かった」と言われたがいつもはやさしいSドクターがめっちゃめちゃ怖いし、逆にマイドクターがやさしかったりしてちょおおおおお不安になったりね。つまりはそういうことだったのだけれど。
再度インサイトを挿れてのステロイド増量と抗生剤で退院が遠退きつつも、結石から54日目、ようやく退院する運びとなり、2年連続クリスマスとお正月を病院で過ごすことからは回避出来たのでした。

喉元過ぎれば、とはよく言ったもので、当時の手帳を見返すとどうやらこの数ヶ月もいろんなことがあり、怒ったり怒ったり悲しんだり辛かったりででも楽しいことも嬉しいこともあったりしてて。
あ、ちなみにこの治療は効いたかも?な上昇を少しするも輸血が必要な状態に戻ってしまい、結局、最終治療をするしか術がなくなるのです。まぁこれは上手くいけば~の、一か八かの治療だったので予定調和だったのかもかも。


2024-02-11 18:30  nice!(0)  コメント(0) 

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